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button-only@2x ユーモア人間に変身する。

【ユーモアとは世の中を明るくする「魔法だ」】

人間関係にはユーモアがあったほうがいい、ということに反対する人はいないでしょう。ユーモアが人の心をやわらかくし、豊かにする力をもっていることは、だれでも知っていることだと思います。

それでは一日にいくつくらいのユーモアを発したり、聞いたりしているでしょうか。

ほとんどゼロだと思います。家族の中に、たとえばお父さんが人の顔を見ると駄洒落を言う、といった「楽しい」家庭を除いては、街でも、仕事場でも、公園でも、ユーモアに接する機会は少ないでしょう。

とくに都会に住んでいると、隣人ともほとんど顔を合わせないし、会ってもすれ違うくらい。仕事は朝から晩まで忙しくて、隣の席の同僚と無駄話をするヒマもない、家に帰れば疲れ切った自分に、家族は関心も示さない、という状況でしょう。

昔は、八百屋のおじさんが、「今日はダイコンのいいのが入ったよ!奥さんのには負けるけどさ」とか、魚屋のおじさんが「うちの魚は女子高生みたいにピチピチだよ!」などとセクハラ寸前のようなユーモアを飛ばしていたものですが、今ではスーパーに取って代わられ、そこにはそんなことを言う店員もいません。

駅の改札は自動改札になり、乗り物も無人化が進んで、どんどん人間的な触れあいが減っているのです。

それでは、自分が今日が今日からユーモア人間に変身すればどうでしょう。そうすれば家でも、仕事場でも、街でもユーモアを聞くことができるようになります。

最初は「オヤジギャグ」と言われる駄洒落でもいいでしょう。はじめから高尚なウイットに富んだユーモアを連発するのは無理というものです。

たとえば、「おい、携帯が鳴っているよ、ケータイ警報かな?」とか、「コンビニがまったできたね。労組(ローソン)」あるのかな?「雨が降りそうだね。まあムチが降ってくるよりはいいか」といったレベルで十分ではないでしょうか。

ひとつだけ気をつけたいのは、よく言われる使い古されたギャグや同じことを何度も言わないことです。それがいちばん嫌われます。

これを実行すると思いことが起こります。うまくするとユーモアが返ってくることです。場を明るくするコミュニケーションとしてお勧めです。

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【想像力はつきあいにプラスになるか?】

— 相手が今何をしているかわかるようになる。–

携帯電話が爆発的に普及して、いちばん問題になったのは、呼び出し音が所構わず鳴ることでしょう。そして、電車内などで、周囲の迷惑も顧みずに電話に出て話しはじめる人や、学校の授業中にメールなどのやりとりをするようになったことでしょう。

これらは、いずれも携帯電話に電話をかける人が、相手がどこにいるか考えずに電話することで生まれます。携帯電話に電話をかける人が、相手がどこにいるか考えずに電話することで生まれます。携帯電話と固定電話のいちばんの違いは、どこにでもかかる一方で、どこにかかるかわからない、ということです。

ですから、携帯電話をかけると、「今、どちらですか?」というところから話が始まったりします。

たしかにどこにいてもかかるのですからその意味では便利なのでしょうが、相手がどういう状況にあるかを考えずに携帯に電話するのは考えものでしょう。たとえば、相手が商談中であることがわかっていながらかけるよとか、電車で移動中であることを知っていながらかけるということです。

できるだけ、相手が、その周囲の人に迷惑をかけずに済むようなタイミングで電話をするべきでしょう。

つまり、相手が今どういう状況に置かれているかを想像するということです。会社のデスクに戻る時間が想像できるのであれば、会社に電話をするのがいちばんということになります。

だいたい、さして急ぎでもない用事で携帯電話に電話をするということ自体が、ずいぶんと不精な行為だと思います。相手が会社に戻る時間を聞いて、その時間にきちんとかけ直すというのがビジネスの王道でしょう。

ひょっとしたら、相手は用足し中かもしれないし、重要なことを考えている最中かもしれないのに、いきなり電話をするのは失敬ということもできます。

相手の状況を想像して、相手に合わせるということが人間関係の基本のはずで、自分の都合でどこともわからない場所にいる相手の携帯に電話をするのは避けたほうがいいでしょう。

想像力を働かせることは相手のことを思いやるだけでなく、自分の頭脳を働かせることにもなりますから、いろいろとプラスになると思います。

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【電子メールでどこまでつきあいができるか?】

— 人間関係は直接会うのが基本だが、それ以上のこともある —

携帯電話でのメールは、リアルタイムに相手に届いてしまいますがパソコンからインターネット経由で送るメールは、相手が常時ネット接続していなければ、自分が見たいときに受信することになります。

これなら相手が自分の都合で受信できるので、非常に便利なものだと思います。というのも、この電子メールなら、日本とアメリカのような時差が違う場合でも、昼夜を考えずに送ることができるからです。

国際電話をするときには、先方が何時なのか、とんでもない時間ではないか、と気になったものですが、電子メールならまったく時差を気にする必要がないわけです。

日本国内でのメールならまったく時差を気にする必要がないわけです。

日本国内でのメールでもそうで、中には明け方まで起きて仕事をし、翌朝午前中は熟睡しているという生活パターンの人もいて、昼ごろだからといって電話をかけるとまだ

そういう人にもメールなら、起きてから見てもらえるわけで便利なのです。

面白いのは、ふだんあまり突っ込んだ話をしないようなタイプの人が、メールだといろいろことを書いてくる傾向があることです。

面と向かっては言いにくいような、批判的な内容も、メールでは伝えやすいようです。

基本的には人間関係は対面してコミュニケーションすることが必要ですが、口べたな人にとっては、メールで意見交換をしてから直接会って話をする、というのもひとつの方法のようです。

ただし、気をつけなければならないのが、メールはあくまでもバーチャルな手紙であるというところです。手書きの手紙は、書いたあと読み返して、さらにポストに入れるまでに時間がかかります。そのため、途中で考えが変わることもあり、そういうときには、手紙を出すのをやめます。

とくに、夜中に書いた手紙は、朝になって読み返すと感情的になっていることがよくあります。

その点、電子メールは、書き終えたらすぐに送ってしまうので、どうも感情的な内容のまま送られる傾向があります。そのために誤解が生じることもあるので、よくよく読み返すことが必要です。夜中に書いたメールは、そのまま送らないほうがいいでしょう。