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button-only@2x 女性とうまくつきあう法

【男なら自分にとって女性とは何かを考える】

人間関係でもっともトラブルになりやすいのが異性との関係を含む恋愛関係です。友人関係や家族・親族との関係、職場の人間関係と違うのは、お互いが相手のことをどう位置づけるかがはっきりしていないところです。

友人は、かつての親友でも会わなければそれで終わりだし、親友でなくても毎日仲良くすることができます。これは、特に利害関係がないからです。家族・親族関係は、利害が発生することがありますが、お互いの立場ははっきりしていて、主従も明確です。

職場の人間関係は、利害が絡みますが、他人同士の雇用契約に基づくものですから、これもお互いの立場がはっきりしています。

ところが恋愛関係だけは、、自分が相手のことをどういう存在だと考えるかが、はっきり相手に伝わらずに誤解が生まれやすいのです。

未婚の男女の間での関係に限定しても、相手の位置づけは、一、セックスぬくの遊び友だち、二、セックスだけの一回きりの相手、三、セックスだけの彼女、四、結婚してもいい相手、五、すぐに結婚したい相手、などさまざまです。

二、三、の一回きり、またはセックスフレンドのつもりだったのに、女性側は、結婚を承諾したととってしまう、という悲劇は日常茶飯事です。

最近は、男女ともに晩婚の傾向があるために、ずるずるとセックスだけの関係が続いて、結局女性としては、自分がどういうつもちで相手とつきあっているのか、よく考える必要があります。なりゆきでずるずるとつきあう、というのが最悪で、トラブルや事件に発展することもあります。

そして、まず遊びでセックスをするのなら最初からはっきり相手にそう言うこと、長くつきあうのなら自分がその女性を、自分の人生の中でどう位置づけるのかはっきり伝えることが必要です。

もっとつきあってみなければわからないだろう、という人もいますが、少なくとも数か月以内にははっきりさせるべきでしょう。

もし相手の女性が結婚することを期待しているのだったら、それに対して自分の気持ちを明確にすることが、あとでもめることなくつきあう基本的な前提です。

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【男性はこうして選ぶ】

— 優しさより芯の強さを重視する —

今度は、女性側からどうつきあうかを考えてみましょう。

この場合も、相手をどういちづけるかによって違ってきますが、ここでは、結婚がすべてではありませんが、いざえ、結婚したいと思ってもなかなかできない、またうまくいかないということも事実だからです。

なにしろ、日本では、三組に一組が離婚するというのが現状です。離婚理由は約80%が、「性格の不一致」と言われますが、「不一致」なら結婚しなければよかったのです。要するに相手の本当の姿が見えなかったということでしょう。

相談事例で多いのが、男性がマザーコンプレックスなどの問題を持っている例です。

少子化のために、長男でしかも一人っ子という場合が増えているため、マザコン男も増えています。祖父母からも溺愛されて、かえって人とのつきあい方を知らないのです。

こうした問題は、なかなか結婚前には見えてきません。最低限、相手の両親や兄弟に会って、家族の関係をよく確かめるというところでしょう。相手の男性の友人に、意見を聞くという方法もあります。

一方で、不況を反映して、隠れて借金をしていたという男性も目立ちます。結婚前から借金まみれなのに、一言も言わなかったというケースです。できれば、預貯金がいくらで、どういう人生設計を持っているということは確認したいものです。

女性が男性に求めるものとして「優しさ」がよくあげられますが、つきあっている相手の女性に優しい男性が、結婚してからも優しいとは限りません。また、優しいだけの男性は、仕事面でも伸び悩む恐れがあります。

もちろん優しさがあってもいいのですが、そこに「芯の強さ」があるかどうかを確かめるべきでしょう。たとえば、失敗をしてすぐに落ち込んでしまったり、プレッシャーからイライラして、人に当たったりする男性は精神的な弱さがあるかもしれません。

芯の強ささえあれば、男性に性格的な問題があっても、ふたりでいっしょにそれを解決することができます。

人生には失敗は付き物。失敗を乗り越えるためのキーワードは「やさしさ」ではなく「芯の強さ」なのです。

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【初めて会う人とうまくやる法】

–きっと相手はいい人だと思う–

初めて会う人にどんな態度を取れば関係がうまくいくでしょうか。まず、相手について知人などからの情報があれば、収集しておきます。相手のことを少しでも知っているのと知らないのとでは、自分の気持ちの余裕がずいぶん違うのです。

たとえば、企業の入社面接では、面接を受ける方はピリピリと緊張してしまいますが、それは、人生の岐路であるということに加えて、初めて会う相手である面接担当者がどんな人で、自分に何を聞くのかまったくわからないからです。

面接担当者が、「私はこういうもので、こういう質問をします」と面接する人に説明をしたら、それほど緊張せずに応答できるでしょう。それと同様で、どんな小さなことでもいいので相手のことを知っておくと落ち着いて応対できるのです。

そして、相手について「いい人」であろうと考えます。世の中には「いい人」と「取っつきにくい人」の二種類があるように思われがちですが、どんなに「取っつきにくい人」でも家族など愛する人に対しては限りなく「いい人」のはずです。

相手に、自分が家族同然に誠実で、しかもビジネスでいい話をもたらすかもしれない、と感じさせるような態度を取れば、相手は「いい人」になるかもしれません。なにしろ、「取っつきにくい人」とこれから会うのだ、と考えていたら、自分の表情もこわばったものになるでしょう。相手にもその堅い感情が伝わってしまいます。

自分自身の緊張をほぐし、心に余裕ができたら「笑顔」の用意をします。いつでも自然な笑顔が出せる人は、自然に振る舞えばいいのですが、慣れない人は、人から見て好感を持たれる笑顔のトレーニングをしておくほうがいいでしょう。

笑顔は、うさんくさいセールスのような追従笑い(ついしょうわらい)にならないように軽い微笑から入るほうがいいでしょう。相手の緊張がほぐれて、冗談に対して笑い声が出るくらいになれば、こちらも「アハハハ」と声を立てて笑ってもOKです。

それまでは、あくまで「微笑」程度に抑えておかないと、「ヘラヘラした軽い奴だ」と思われかねません。

好印象を与えるとどめは、あいさつです。「こんにちは」「わざわざお時間をいただきありがとうございます。「お忙しいところご足労いただき恐縮です」など、きちんとあいさつをします。これで、相手はほぼ「いい人」になっているはずです。